1: :2015/08/29(土) 20:49:24.42 ID:
【日本の引き篭りデイトレーダー、世界同時株安で40億円の利益】の続きを読む
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTMAKR6K50XT01.html
(ブルームバーグ):多くの投資家が市場の混乱に慌てふためいていた8月24日、先物売りに大量の資金を投じた
日本人デイトレーダーは底値をほぼ完璧に見極めていた。さらにツイッターで4万人のフォロワーに対し、
打つ手を次々発信していた。持ち高を手じまった時には40億円の利益を得ていたという。
今週は金融市場が混乱し、多くの投資家が慎重になるか、まひすることさえあった。
ネット上のハンドルネームがCIS(シス)で知られるこの36歳は違った。
「僕はこういうすごい乱高下する時、めちゃくちゃ得意-」。CISは言う。25日、長い間株式売買に入れ込んできた彼の中でも最大の取引を終えて、
1時間しかたっていない。CISは強盗や恐喝の危険があるとして実名報道をしないよう要請する一方、自分の売買を裏付けるため、
ネット証券会社の秒刻みの取引詳細を見せて説明した。
CISは日経平均の指数先物が下がると読み、8月中旬から同先物を売っていた。
24日の後場終了までに含み益は15億8000万円余りに上っていた。さらに持ち高を積み増した。
その晩、米国市場は取引開始後に急落。利益を確定させ、儲けは2倍に膨らんでいた。
それでも勝利を祝うことはせず、取引を続行した。今度は相場が底を打ったと読んだ。25日に持ち高を解消し、ツイートした
「俺のリバ取り物語はこれでいったん終了」。底値からのリバ(リバウンド、戻り)を取ることで利益は3倍になっていた。
「完璧」
「ここまで完璧にこなしたCISさんを見たのは初めて」と取引仲間の村上直樹氏は言う。村上氏は個人投資家の集まりで講師を務めることもあり、
取引についてのブログでちょっとした有名人になっている。
昨年、CISは「ブルームバーグ・マーケッツ」誌に取り上げられた。賃貸アパートの一室での10年に渡るデイトレードの日々で、
当時の資産は160億円を超えていた。CISは確定申告の書類や証券会社の口座管理ページを見せて説明した。
それによると、2013年には約1兆7000億円相当の株式の売買をしていた。
これは東京証券取引所での個人投資家によるその年1年間の株式の取引の0.5%に相当する。
CISは投資を始めた頃、ネット掲示板で挑発的な発言を繰り返し、日本のデイトレーダの間で知られる特異な存在となった。
昨年、ツイッターのアカウントを開設、ビデオゲームや投資売買についてつぶやき始めた。フォロワーのうちどの程度がデイトレーダーで、
どの程度がCISの売買の後を追って自分もやっているかは不明だ。
ロマネ・コンティ
CISは今回の取引を終えた25日、友人とポーカーをしに行く前に都内の喫茶店に寄り、売買の詳細を明らかにした。
グレーの無地のTシャツに、腰にはフランネル地の上着を巻き、iPadで証券口座をチェックする。脇には仏ブルゴーニュ地方で生産された高級ワイン、
2003年物のドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティを抱えていた。祝賀用ではない20万円のものだという。いいワインに目がないという。
「もちろん利益が上がってほっとして正直嬉しいが、今はまだ乱高下している最中だ」とCISは話す。ギリシャ危機では7億円失ったという。
中国が世界経済を減速に陥れるのか、CISには全く分からないという。むしろ気にもしない。
売買するときには取引量と値動きを見て、市場の勢いを読む。基本は「売られているものを売る、買われているものを買う」のだという。
今回の取引開始は8月12日だった。CISは株式市場にしばらく見なかった動きを察した。主要指数は投げ売りから回復できずにいた。
日経平均の指数先物を売り始める。初日に200枚、その後の1週間半で1300枚だ。
(ブルームバーグ):多くの投資家が市場の混乱に慌てふためいていた8月24日、先物売りに大量の資金を投じた
日本人デイトレーダーは底値をほぼ完璧に見極めていた。さらにツイッターで4万人のフォロワーに対し、
打つ手を次々発信していた。持ち高を手じまった時には40億円の利益を得ていたという。
今週は金融市場が混乱し、多くの投資家が慎重になるか、まひすることさえあった。
ネット上のハンドルネームがCIS(シス)で知られるこの36歳は違った。
「僕はこういうすごい乱高下する時、めちゃくちゃ得意-」。CISは言う。25日、長い間株式売買に入れ込んできた彼の中でも最大の取引を終えて、
1時間しかたっていない。CISは強盗や恐喝の危険があるとして実名報道をしないよう要請する一方、自分の売買を裏付けるため、
ネット証券会社の秒刻みの取引詳細を見せて説明した。
CISは日経平均の指数先物が下がると読み、8月中旬から同先物を売っていた。
24日の後場終了までに含み益は15億8000万円余りに上っていた。さらに持ち高を積み増した。
その晩、米国市場は取引開始後に急落。利益を確定させ、儲けは2倍に膨らんでいた。
それでも勝利を祝うことはせず、取引を続行した。今度は相場が底を打ったと読んだ。25日に持ち高を解消し、ツイートした
「俺のリバ取り物語はこれでいったん終了」。底値からのリバ(リバウンド、戻り)を取ることで利益は3倍になっていた。
「完璧」
「ここまで完璧にこなしたCISさんを見たのは初めて」と取引仲間の村上直樹氏は言う。村上氏は個人投資家の集まりで講師を務めることもあり、
取引についてのブログでちょっとした有名人になっている。
昨年、CISは「ブルームバーグ・マーケッツ」誌に取り上げられた。賃貸アパートの一室での10年に渡るデイトレードの日々で、
当時の資産は160億円を超えていた。CISは確定申告の書類や証券会社の口座管理ページを見せて説明した。
それによると、2013年には約1兆7000億円相当の株式の売買をしていた。
これは東京証券取引所での個人投資家によるその年1年間の株式の取引の0.5%に相当する。
CISは投資を始めた頃、ネット掲示板で挑発的な発言を繰り返し、日本のデイトレーダの間で知られる特異な存在となった。
昨年、ツイッターのアカウントを開設、ビデオゲームや投資売買についてつぶやき始めた。フォロワーのうちどの程度がデイトレーダーで、
どの程度がCISの売買の後を追って自分もやっているかは不明だ。
ロマネ・コンティ
CISは今回の取引を終えた25日、友人とポーカーをしに行く前に都内の喫茶店に寄り、売買の詳細を明らかにした。
グレーの無地のTシャツに、腰にはフランネル地の上着を巻き、iPadで証券口座をチェックする。脇には仏ブルゴーニュ地方で生産された高級ワイン、
2003年物のドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティを抱えていた。祝賀用ではない20万円のものだという。いいワインに目がないという。
「もちろん利益が上がってほっとして正直嬉しいが、今はまだ乱高下している最中だ」とCISは話す。ギリシャ危機では7億円失ったという。
中国が世界経済を減速に陥れるのか、CISには全く分からないという。むしろ気にもしない。
売買するときには取引量と値動きを見て、市場の勢いを読む。基本は「売られているものを売る、買われているものを買う」のだという。
今回の取引開始は8月12日だった。CISは株式市場にしばらく見なかった動きを察した。主要指数は投げ売りから回復できずにいた。
日経平均の指数先物を売り始める。初日に200枚、その後の1週間半で1300枚だ。